「南房総ARTニューウェーブ」出品作家 坂本真彩とは?

坂本 真彩 Masai Sakamoto

あるときは天然の植物を使い、またあるときは石や水晶を加工してアクセサリーを作る。
そして舞台衣裳やコンセプチュアルな作品までこなすなど、造形性の幅の広さが坂本の特徴だ。

出品作品について

出品作品の「ものがたりの採集-たみのうた-」はアイヌの言葉で語られたユーカラ(神謡)を可視化したものだ。アイヌの民族は文字を持たないため、物語は口承によって伝えられてきた。坂本の着眼点はそのような無形の発生音が、実は空間に漂っていると考えたところにあり、坂本のフィルターを通して捉えられた物語の断片、一片一片を採取し、その集められた集合体が作品となっている。