望月 純 Jun Mochizuki
美術家

愛嬌のある動物やユーモラスなオニのお面、色あざやかな平面作品など望月の作品には冗談とも本気ともつかない独特の造形性が広がっている。
美術家としてのスタート
東京に生まれた望月は、武蔵野美術大学に進むも中退し、イラストレーターとして活動。1991年に南房総市に移住し、コンピュータのプログラミングの仕事と並行して2000年頃から作品を制作するようになる。
出品作品について

出品作品の「ベルクソンのハッポウサイ」は2016年の「だれがアニマルやねん展」で制作されたものだが、発泡スチロールのウキなど浜辺で拾ってきたものが材料として使われている。また、そのサイの体には無数のアルファベットの呪文のような文字が耳なし芳一のように全身を覆っている。

「ペハペンギンノペ」ではペンギンの形をした造形物に「ペ・ン・ギ・ン」とわざわざ書いているところにユーモアが感じられる。
ユーモア溢れるセンスはタイトルにも
タイトル一つ一つにも望月のこだわりが込められており、独特のネーミングと奇抜な造形性には望月の特徴が表れている。南房総の各地で発表の機会を設けているが南房総でもひときわ異彩を放っている。
