直江 みちる Michiru Naoe
造形作家・絵本作家

ゾウやライオン、トラ、チーターなど大自然で生き抜く動物たち。一般的に怖くて近寄りがたいそれらの動物も直江の手に掛かると親しみのある存在へと変身する。
造形作家としてのスタート
東京で広告デザインや子供の本のイラストの仕事をしたのち、夫でグラフィックデザイナーでもあった今井俊と共にメキシコへ渡る。その後ロサンゼルスに移り、水彩画を発表するようになる。帰国して鴨川にて立体の制作を始め、現在は「絶滅の叫び」をテーマに絶滅の危機に瀕する動物を制作している。
出品作品について

出品作品の「ドードー」はマダガスカルに生息していた飛べない巨大鳥である。真っ直ぐに前を見つめ、どこかおどけた表情に見えるドードーだが、直江自身は絶滅の危機に瀕する動物たちを見ると胸が張り裂ける思いがするという。重量感のある立体からは動物の存在感が感じられる。その他、ライオンやチーター、トラ、シロクマなど直江の立体からは懸命に生きる動物たちへの温かい愛情が感じられる。
絵本作家としても活躍
また、直江は絵本作家としても活動しており、今までに13冊の著作を発表。その他詩集などの装丁や挿絵も多く描いている。
