鋸山美術館コンクールの疑問が全て解消!鋸山美術館コンクールQ&A(よくあるご質問)

鋸山美術館コンクールについて

Q. 台風による影響が心配ですが、今年のコンクールは通常通り開催されますか?

A. 台風15号の影響により千葉県を中心に被害が拡大し、当美術館も外庭の竹垣が倒されたり、長引く停電の影響により営業ができなかったりしましたが、現在は通常通り開館しております。ご心配をおかけして申し訳ございません。今年のコンクールですが、通常通り開催いたします。ただ、千葉県を中心にご応募が困難な方が多くいらっしゃると予想されますので、11月8日の締め切りに間に合わないようでしたら、個別に対応させていただきます。美術館までお気軽にお問い合わせください。コンクールを通して千葉県の復興をアピールできればと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

Q. 応募が初めてですが、難しくはないですか?

A. 当コンクールは初めて応募される方もたくさんいらっしゃいます。申込みいただければその後は、スタッフが丁寧に次のステップを説明してまいります。少しでも不明な点がありましたら、お気軽に美術館スタッフまでお問い合わせください。

Q. 応募資格はありますか?

A. 16歳以上の日本在住者(国籍不問)です。

Q. どのような作品ジャンルが応募対象ですか?

A. 日本画、油絵、水彩画、アクリル画、版画、水墨画、和紙ちぎり絵、押し花アートなど(ただし平面作品に限る)その他の作品につきましては美術館までお問い合わせください。

Q. サイズに制限はありますか?

A. 作品サイズはF10号(53.0×45.5cm)までです。10号のF・M・Pは可(S10号は不可)それ以下のサイズは全て可です。
額サイズは最大サイズが59.0×51.5cm以内で、額の厚さは5  cm以内、額の最大外寸サイズ以内であれば額、マットの幅は自由です。

Q. 過去に出品したのですが、また応募できますか?

可能です。年々、賞順を上げご自身で成長の目標にしておられる方もいらっしゃいます。

Q. どのような方が応募していますか?

A. 応募される方は美術団体の第一線で活躍されている方からカルチャーセンターや絵画教室で絵を習っている方、趣味で絵を楽しんでいる方まで様々です。

Q. 大賞の受賞者はどのような方ですか?

A. 大賞を受賞された方は美術界の各方面で活躍されています。近年、受賞された方は若手作家の方が多く、コンクール2016で大賞を受賞された髙橋諒さんはその後、若手作家の登竜門とされる「佐藤太清賞公募美術展」にて最高賞を受賞されています。コンクール2018で金賞を受賞された山崎良太さんは所属の旺玄会にて目覚ましい活躍をされています。

Q. どのような賞と副賞があるのですか?

A. 大賞から入選まで、レベルに応じた賞が設けられています。
大賞 1点 賞状、鋸山美術館にて展覧会開催(2020年)、賞名とコンクール名入り受賞作品切手シート
金賞 1点 賞状、鋸山美術館にて展覧会開催(2020年)、賞名とコンクール名入り受賞作品切手シート
銀賞 2点 賞状、鋸山美術館にて展覧会開催(2020年)、賞名とコンクール名入り受賞作品切手シート
銅賞 5点 賞名とコンクール名入り受賞作品切手シート、レストランご招待券または贈答菓子
優秀賞 20点 賞名とコンクール名入り受賞作品切手シート、レストランご招待券または贈答菓子
特選 30点 賞状、展示
褒状 50点 賞状、展示
入選 100点 展示
図録入選 入選外の作品は展示されませんが、コンクール展図録に掲載されます。
1人2点応募の場合、1点以上の展示

Q. コンクール図録はどのようなものですか?

A. 毎年、コンクール図録を作成していますが、図録には全出品作品を掲載しています。応募の際に作家による作品コメントを書いていただき、図録には作品画像と共にコメントも掲載しています。図録は応募者全員にお贈りいたします。

Q. 鋸山美術館コンクールの歴史はどのくらいですか?

A. 金谷美術館名での開催を含めると今年で6回目です。昨年は194名、265点の応募がありました。

Q. 審査員はどのような方たちですか?

A. 今年の審査員は以下の6名です。
亀山祐介氏(日展会員・埼玉県展運営委員兼審査員)
斎藤寅彦氏(旺玄会副理事長)
根岸嘉一郎氏(現代水墨画協会前理事長・現代日墨画協会会長)
松田茂氏(日展特別会員・東光会副代表理事)
室井佳世氏(創画会会員・京都造形芸術大学非常勤講師)
鈴木裕士氏(公益財団法人鋸山美術館理事長)

Q. 審査はどのように行われますか?

A. 昨年のコンクールは12月10日、11日の2日間に渡って行われました。
審査ではまず、応募のあった265点を1点ずつ審査員の前に持っていき、それぞれ挙手によって審査していきます。第1次審査では、賞候補(褒状以上の作品)を77点選び、その他に入選作品125点、図録入選(展示はしないが図録に掲載する作品)63点を選びました。
第2次審査では、賞候補として残った77点を審査しました。各審査員が投票を行い、得票数の多かった34点が上位の賞候補(金賞から優秀賞まで)となり、得票数に応じて特選12点、褒状31点が決まりました。
第3次審査では、第2次審査で残った34点について各審査員が投票し、得票数の多かった13点が高次の賞候補(金賞から銅賞)となり、得票数に応じて優秀賞11点、特選10点が決まりました。
第4次審査では、第3次審査で選出された13点について各審査員が投票し、得票数の多かった3点を選出しました。全審査員協議の上、多数決が行われましたが大差がつかず、今回は大賞(例年は大賞1点を選出する)の選出を見送り、上位の3点を全てを金賞とすることになりました。残りの10点の中から多数決で銀賞3点、銅賞3点、その他を優秀賞とし、優秀賞が15となり審査を終了しました。

応募について

Q. 応募の締め切りはいつですか?

A. 11月8日(金)です。受付は9月1日から行っています。

Q. 出品料はいくらですか?

A. 出品料は以下の通りです。
一般 直接持込 1点12,000円、2点17,000円
一般 宅配搬入 1点14,000円、2点19,000円
学生 直接持込 1点8,000円、2点12,000円
学生 宅配搬入 1点10,000円、2点14,000円
※昨年のコンクール2018出品者は各料金から1,000円引きとなります。

Q. 作品の搬入はいつですか?

A. 宅配搬入は11月14日(木)、15日(金)の2日間です。
直接持込は11月16日(土)、17日(日)午前11時〜午後4時の間です。

Q. 作品搬入はどのようにしたら良いですか?

A. 宅配搬入の場合は、宅配業者(ヤマト運輸、佐川急便、ゆうパックなど)を使い、ヤマト運輸のアートボックスなどの頑丈な箱に入れて送ってください。送料は出品者負担となります。(作品返却は展覧会終了後、美術館負担にてお送りいたします。)
直接持込の場合は、破損しない程度に包んでお持ちください。搬入場所は美術館ロビーとなります。

その他の質問

Q. 鋸山(のこぎりやま)美術館とは?

A. 千葉県富津市金谷にある鋸山美術館は千葉県の名山、鋸山(のこぎりやま)の麓にあり、南房総の玄関口として鋸山登山客や観光客に愛されている美術館です。かつてこの地は鋸山から採れる房州石で栄えた町でしたが、近代化の波を受けてその採石は昭和60年を持って終了しました。そんな町を活気付けようと十数年前から地域内外の有志たちが立ち上がり、町おこしの一環として美術館が建てられました。設立にあたっては多くのボランティアの皆さまに協力していただき、現在もその協力は続いています。開館10周年を機に当初の金谷美術館から鋸山美術館に改称し、地域の芸術文化振興に更に貢献できるよう務めています。